いきいき牧場には施設の後ろにハーブ園とバラ園があります。このハーブ園で栽培した20数種のハーブをブレンドしたハーブティーは、無添加無農薬製品として紅茶専門店からの受注もあり、精神障害者通所授産施設・のびやか丸の主力商品でした。障害者自立支援法によって、のびやか丸は今年4月新体系に移行し、就労継続B型と就労移行支援の2事業を行う事業所になりました。就労継続事業所は今、工賃倍増計画が叫ばれています。
・・・それで、広いハーブ園をのんびりと草取りをしている余裕がなくなってしまいました。草を取っても売れないからです。売れなければ工賃が払えない。工賃を払うためには日銭の入る仕事を見つけなければ・・・私たち元気丸でもお手伝いしようと思いましたが、とても難しいことが分かりました。利用者さんにはハーブと雑草の見分けがつかないのです。私だって分かりません。そこで・・・
ハーブ園の通路部分に杉の皮を敷き詰めました。NHKの趣味の園芸を見ていたら、バークチップには雑草防止効果と土壌の乾燥防止効果があるというのです。施設のすぐ近くにある森林組合の製材工場から杉皮を貰ってきました。
いつもは農園班で仕事をしているメンバーから2人に手伝ってもらいました。彼らが一輪車にホークで杉皮を積んで運びます。私がレーキでならしました。ハーブと雑草を見分けて抜くという作業は苦手でも、積んである杉皮の山からホークで一輪車に移して運ぶという作業は、私より彼らの作業能力ははるかに上でした。

問題はこれからです。ハーブの栽培地をどうするか・・・きちんと管理しなければハーブ園ならぬ雑草園になってしまいます。

バークの運搬作業が一段落した後、敷き詰めたレンガの間から伸びたスギナを抜いてもらいました。
今日は朝からリンゴ園でリンゴの葉摘みをしました。葉っぱに隠れて太陽が当たらないとリンゴに色が付かないのです。黒い字で書いたシールを貼ると、黒い部分が光を遮って色がつきません。リンゴにまんべんなく太陽が当たるように、玉回しといってリンゴを回してあげるのですが、加減が難しく下手をするとポロリと落ちてしまいます。色づいてからシールをはがすと真っ赤なリンゴに白い名前が浮き出します。・・・それまで風で飛ばされて落ちなければいいのですが・・・
午後、施設の利用者さん達12人とリンゴ園に出かけてみんなで葉摘みをしました。
ルールは、リンゴには絶対に触らないことと、葉を摘む時は片方の手で枝を抑えて摘むという2点です。半分ぐらいの人はほとんど作業になりませんでしたが、それでも大勢でやれば一人でやるよりはるかに能率が上がります。
利用者の皆さんは自分の名前を見つけて喜んでいました。収穫が楽しみです。
